無防備なまま交渉に臨んでも、交渉術に長けた中国人に勝てるわけがありません。



  

中国人の強い同郷意識

中国人は、所属するもっとも身近なコミュニティを重視します。

 

また、出身地によって仲間意識も強いようです。

 

そこで、グループのリーダーを選ぶときは、同郷の人間のほうがよいと言われています。

 

中国では、工場の寮などの部屋に、出身地が違う人たちを混ぜて入れると管理が難しくなると言われています。

 

なるべく同郷の人たちを同室にして、リーダーも同じ出身地の人にまかせるほうがよいのです。

 

中国人の同郷意識は、日本の出身地別の県人会の比ではありません。

 

日本のように、年に数回集まって、懇親の場を設けるのではなく、同郷の人同士が相互に助け合う仕組みを作っているのです。

 

つまり、強い絆で結ばれた運命共同体です。

 

中国では、何か重大な事態が起こるたびに、世間というコミュニティを飛び越えて、個人のエネルギーが一気に中華思想に昇華してしまう傾向があります。

 

つまり、中国という国家を強く意識しているのです。

 

中国人は民族意識が強く、5000年の歴史と伝統を重んじる民族です。

 

国と国とのトラブルが生じると、民族意識がさらに強調され、大同団結します。

 

今までも、日中間で歴史認識の問題や対立の構図が浮き彫りになる事件やトラブルが生じると、国を愛する気持ちが中華思想の旗の下で集結し、反日デモや日本製品の不買運動に発展してきました。

 

もしかすると、中国は、中華思想というイデオロギーを作りださないとまとまらないバラバラの国家だったのかもしれません。

 

つまり、中華思想は、中国人の中から自然に生まれたのではないのです。

 

一方、日本は、「愛国心」という言葉を使うと、すぐに戦争を連想させ、プラス思考につながりません。

 

国民がひとつになるのは、オリンピックやワールドカップのときくらいです。

 

しかし、中国の「加油中国!」(ジアヨウチヨングオ)という声援はスポーツイベントだけのものではありません。

 

経済でも産業でも、内需拡大でも、輸出促進でも、インフラ建設でも、個人消費でも、国を愛する気持ちや中国人としての心が大きなエネルギーとなり、さまざまな分野へと注がれています。

 

「日本や欧米諸国に追いつけ追い越せ」という気持ちがみなぎる中国人の底知れぬパワーを感じます。

【必達!中国語会話学習法77】
中国輸入ビジネス継承セミナー動画版〜0から100万円までの全軌跡&取扱商品暴露〜