無防備なまま交渉に臨んでも、交渉術に長けた中国人に勝てるわけがありません。



  

中国人の議論は消去法で進められていく

中国流のコミュニケーションスタイルでは、主張と主張をぶつけ合う中で接点を探り信頼関係を築いていきます。

 

主張したいポイントをはっきりと相手に伝えるため、時にはまるで喧嘩をしているような激論になることもあります。

 

日本人のように、場の雰囲気や、相手の気持ちを考えたりすることなく、言いたいことをストレートにいうのが中国人です。

 

そのため、彼らの主張に反論すれば、必ずその反論が返ってきます。

 

その反論に反論すると、相手はさらにその反論を返してきます。

 

このように反論に反論を繰り返し、時には論点をすり換えてまで、徹底的に言い合うのが中国流のコミュニケーションです。

 

そこで、日本流のコミュニケーションスタイルとは根本的に違うことを知っておく必要があるでしょう。

 

中国人を観察してみると、どうやら、消去法で議論を行っているようです。

 

最初に言いたいことをすべて出し合い、次に、お互いの主張をひとつひとつ査定し、最後は消去法で論点を絞り込んでいくのです。

 

そこで、私たち日本人が中国人と議論する際には、この消去法で進めると、スムーズにいくかもしれません。

 

そして、ポイントは、主張すべきことを遠慮なく主張することです。

 

たとえば、中国人のAさんとBさんが、交差点の出合い頭で、自動車の接触事故を起こしたとします。

 

どちらにも怪我はなく、警察や保険会社を呼ぶほどではなく、その場の示談で済みそうな軽い事故です。

 

運転席から降りてきたAさんは、「どうして一時停止をしないんだ。」と自分の主張を始めます。

 

一方、Bさんも、「制限速度は守っていた。そっちが左右を確認してから交差点に入らなかったからだ。」と反論します。

 

こんなとき、日本人同士なら、無意識に「すみません」と言ったり、「お怪我はありませんか」と相手を気づかうでしょう。

 

しかし、AさんもBさんも「すみません」とは決して言いません。

 

これは自分に過失があることを認めることになるからです。

 

中国人は簡単には謝らないのです。

 

さらにBさんは、「そっちも携帯電話を使っていたじゃないか」とか、「制限速度を超えていたじゃないか」と反論を返します。

 

それに対してAさんは、「電話はしていたけどイヤホンを使っていたから問題はない」とか、「スピードは出していたが、自分の車のブレーキの性能はいい」とか、日本人の常識では反論にならないような反論をくり返します。

 

そして、その反論には反論で返し、反論の応酬合戦となるのです。

 

しかし、中国人は、このようなやり取りの中でも、自分の主張と相手の主張をしっかりと査定しています。

 

お互いの主張の内容を比較して、自分にとって分が悪い主張は取り下げ、勝ち目のある主張のみに議論のポイントを絞り、次の突破口を切り開いていきます。

 

このように、中国人同士の議論は、最初にひととおりの主張をしたあとで、論点の消去法で話し合いが進められていくのです。

 

一方、主張すべきことを主張するということが、日本人は苦手のようです。

 

しかし、中国人とのコミュニケーションでは、言いたいことを出し合わないと、消去するポイントを探すことができません。

 

こちらの言いたいことは直接言わず、相手に察してもらうといった日本的なコミュニケーション方法は通用しないのです。

【必達!中国語会話学習法77】
中国輸入ビジネス継承セミナー動画版〜0から100万円までの全軌跡&取扱商品暴露〜