無防備なまま交渉に臨んでも、交渉術に長けた中国人に勝てるわけがありません。



  

中国人に指示を与えるときは、「基準の共有」と「指示の仕方」がポイント

たとえば、日本人のAさんが、中国人のBさんに書類のコピーを頼んだとします。

 

Aさんは、「時間があるときに、この書類をきれいにコピーしておいて。」と言って、Bさんに書類を渡しました。

 

しかし、夕方になってもコピーは届きません。

 

そこで、再度、AさんはBさんに催促します。

 

しかし、Bさんは「わかりました」と言いながらも忙しそうに自分の仕事をしています。

 

さすがにAさんは、ちょっと厳しい口調で、もう一度催促します。

 

すると、Bさんは、「時間があるときにといったじゃないですか。私は今時間がありませんから。」と反論してきました。

 

Aさんからしてみると、Bさんのこの反論は屁理屈に聞こえます。

 

「時間があるときに」という表現をしたものの、常識的に考えれば夕方まで待たされるとは思いもしません。

 

つまり、2人の間には、「時間があるときに」の感覚にずれがあったのです。

 

Aさんが期待したのは、待たされてもぜいぜい1時間くらいまでだったのです。

 

これは、AさんとBさんの間で、時間のモノサシが共有できていなかったことが原因です。

 

この「時間があったら」という言い方はあいまいな表現なのです。

 

Aさんは具体的に「10分以内に」とか「夕方までに」と時間を指定して指示をするべきでした。

 

一方、Bさんは、「時間があったら」という言葉に対して、まずは自分の仕事を優先させています。

 

つまり、「時間がありませんから」という反論は屁理屈ではなく、ある意味では正論なのです。

 

これが日本人同士なら、依頼する側が置かれている状況や雰囲気を察するでしょう。

 

しかし、中国人にそれを期待することは無理です。

 

あくまでも時間を指定した具体的な指示を出すべきなのです。

 

これは、両者に基準の共有ができていないことがコミュニケーションギャップにつながった例です。

 

さらに、指示の仕方にも問題があるのです。

 

しかし、この問題を解決する方法は簡単です。

 

「退勤時間までに」「明日の朝までに」と具体的な時間を示して、確認をすればよいのです。

 

一方、「きれいに」の基準も曖昧です。

 

Aさんが期待する「きれい」をBさんに伝える必要があります。

 

つまり、「斜めにならないように」「文字の濃淡に気をつけて」「綴じ代のスペースを取って」など、具体的な指示を与える必要があります。

 

具体的な指示を与えると、期待通りの仕事をしてくれるのが中国人です。

 

言葉での説明には労力が必要ですが、日本人が中国人に指示を与える場合は、「基準の共有」と「指示の仕方」に注意をすれば、コミュニケーションギャップは格段に減るでしょう。

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