無防備なまま交渉に臨んでも、交渉術に長けた中国人に勝てるわけがありません。



  

中国人には報告・連絡・相談を徹底させる

「約束厳守の3原則」の3つ目のポイントは、中国式の自分流をさせないために報告・連絡・相談を徹底させることです。

 

中国では、社員ひとりひとりが果たすべき役割や仕事の範囲が明確になっています。

 

そのため、直属の上司への報告は行われても、社員同士の連絡や、チームでの相談はほとんど行われません。

 

与えられた仕事の範囲で自分の責任を十分に果たすという考え方が基本なので、部署やチーム内での横の連絡や相談はほとんどありません。

 

日本では、上司が部下を指導したり、余裕がある人が仲間の仕事を手伝ったりすることが当たり前です。

 

しかし、中国では日本の「当たり前」が通用しないことがたくさんあります。

 

指導や教育に関しても、あくまでも担当者が業務の一環として、権限と責任を明確にしたうえで行い、それに伴う成果と報酬も明確です。

 

一方、報告・連絡・相談は、日本独特の企業文化です。

 

そこで、中国人にそれを当たり前だと思わせることには無理があります。

 

そこで、契約や約束を守ってもらうために、日本側から報告・連絡・相談を徹底するように働きかけることがもっとも効果的な方法です。

 

また、契約や約束を守らせるためには、現状把握が重要です。

 

具体的には、現状に問題はないか、予定通りに作業が進んでいるか、作業が停滞していないかなどを確認します。

 

また、事前に予定していたチェックポイントに変更はないか、チェックポイントは守られているかを、日本側からくり返し報告と連絡を要求していく必要があります。

 

最初にチェックポイントや基準を決めていても、中国人が勝手に自分流の内容に変更してしまい、守られないこともあります。

 

一方、「没有問題」という報告には注意が必要です。

 

そこで、問題がないこと自体が問題という意識で、問題点の発見を働きかけるべきです。

 

中国人から相談を持ちかけてくることはまずありません。

 

相談せずに、自分流で物事を進めてしまうからです。

 

そこで、一緒に問題に取り組み、問題点を明らかにし、対処方法を考えていくためには、日本側から相談や検討・協議を積極的に持ちかける必要があります。

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